「さあ、始めちゃいました!これは小説なのにラジオをしようと言うものです」
 そう、ラジオでやる事を小説でやってみようと考えました。
「ここに来るゲストは主にガンナーが書いたSSの登場人物たちです」
 他に呼べないからね。
「今回はミミちゃんです。こんにちは」
「こんにちはー」
「ん〜、どうかな?もといた世界を出る気分は」
「あー…別になんとも」
「まぁ、自由にどこか行かせてあげられるわけじゃないからね」
 ここではゲストさんにいろいろ聞かせてもらおうとおもいます。
「さて…では、ゲストへの質問!」
「イェ〜(パチパチパチ)」
「さって、一つ目の質問!」
「あいあい」
「あなたは、何歳ですか?」
「え、えー……」
 あっと困ってしまった。
「ちょっと質問の仕方を変えよう。あなたは何歳くらいに見られますか?」
「えっとね、9歳くらい?」
「もちょっと上じゃない?」
「じゃ、11くらい?」
「ん〜、まあそんくらい」
 11歳くらいです。
「ガンナーさんは?」
「おれ?俺は2006年で17歳です」
 はい次。
「二つ目の質問!」
「おー」
「好きなものと嫌いなもの、ある?」
「んー…何でもいいの?」
「いいよ」
「じゃ、好きなものはにいちゃん!で、嫌いなものは近所の犬!」
「ほぅ…まあ、なんとなくわかるけど何で?」
「だって〜、にいちゃんだし!」
「うん。犬は?」
「近所、っていうかお隣の犬が外に出るたびもんの凄い勢いで吠えるの」
「ふんふん」
「鉄格子があるんだけどそれでも怖くて前を通れないの」
「なるほど。じゃあ今度それで泣かせてみようかな……」
「……え!?」
「まあ、冗談」
「もお!」
 冗談はそこまでで次の質問。
「今ミミちゃんが一番欲しいのは?」
「欲しいの?……ん〜」
 お?無いの?
「にいちゃんの休み」
「おや、にいちゃん思いですなぁ」
「だって、何かあると全然構ってくれないんだもん」
「一日中遊びたいの?」
「出来れば」
「よし、にっこり笑って『にゃん』と言えばそうしてやろう」
「にゃん♪」
「……ぃよし、期待してろ!」
「やた〜」
 はい次の質問。
「好きな言葉とかある?」
「花より団子」
「……おいしいもの食べてるときが一番幸せ?」
「それは二番目」
「一番は?」
「にいちゃんにわがまま聞いてもらったとき」
「おうおう、幸せそうな顔して」
 顔が緩みきってるぜ。
「次の質問。あなたは無人島へ行く事になりました、ひとつだけ持っていけるとしたら何を持っていく?」
「にいちゃん」
「即答だね」
「うん」
 理由は?
「聞かない。はい次!」
 フリートークです!
「さっきからほとんどフリートークだよね」
「まあ、そうだけど…」
 お題とかなしで、もう自由に!
「いきなり自由にって言われてもねぇ…」
「愚痴でも何でもいいよ?」
「ん〜…今って冬でしょう?」
「1月だからねぇ」
「なのにちっとも雪降んないの!」
「いいじゃん。雪かきとかしなくてもいいし」
「だめだよ、にいちゃんと雪遊び出来ないよ!」
「あー、雪遊びね…雪なきゃ出来ないね」
「それと、にいちゃん仕事してるの?」
「してるよ?」
「どんな仕事?」
「どんな仕事、か…」
 仕事はしてる事にしてるけど決まってないんだよな。
「……あれだ、コンピュータ関係の仕事にしよう」
「しよう!?」
「コンピュータの仕事だ」
「ふーん……」
 何だ、その不審な目は。
「じゃ、にいちゃん何歳?」
「にいちゃんは……25だ」
「今の間は?」
「気にするな」
俺は結構いいかげんなんだ。
「んーと……あ、じゃあね…」
「おーっとここでお時間が来ました」
「え!?まだ言い終わってないよ!?」
「それではこれで、またいつか」
「ちょ、まっ……」

END